在宅業務のできる薬局へ転職

在宅業務のできる薬局

 薬剤師としてのキャリアの幅を広げるために、「在宅業務の経験をしたい」と考えている薬剤師の方は多くいるようです。

 

 いま、身につけたいと思っているスキル」 について、エムスリーキャリアが、薬剤師500人にアンケートをしたデータによると、現在の勤め先が調剤薬局、調剤併設のドラッグストアの人の約20%が、病院の人でも約10%が、在宅業務の経験を積みたいと答えていました。

 

●在宅業務のできる薬局

 

 エムスリーキャリアのホームページ「m3.com Pharmacist」で、フリーキーワードの条件に、業務・スキルの項目で「在宅」を選択して検索すると、6157件が出てきました。これは、薬剤師の全求人件数の約17%に当たります。

 

また、「在宅専門」と打ち込んで見ますと、141件がヒットしました。やはり、老齢化が急激に進んでいる現状のために、新しくオープンする薬局が、在宅に特化する例も多く見受けられるようです。

 

 この在宅専門薬局には、どんな種類や特徴があるのでしょうか。調べてみると、その運営形態はさまざまなものがありました。

 

 ・外来はないという完全タイプとほぼ専門とがある。
 ・(在宅業務がほぼ専門という薬局では、)ドライブスルーも併設し、幅広い処方に対応。

 

 ・在宅専門クリニックからの処方箋を応需し、作ったお薬を患者の自宅まで届けるという業務の薬局。

 

 ・介護保険認定者の自宅まで薬を届け、服用方法、薬効、副作用、相互作用についての説明や介護全般における相談に応じる。

 

 ・介護施設などへ在宅向けの配薬がメインという薬局。

 

 ・グループ法人が運営する有料老人ホームへの在宅業務。各施設への移動は電車を使用。

 

 ・提携クリニックの医師・看護師と、老人ホームやグループホームへ帯同訪問し、患者(入居者)を診ていく、在宅訪問活動とそれら関わる調剤業務が主という所。

 

 ・在宅医療・介護業務も展開している薬局。在宅医療専門薬局では、点滴処方に対応できるクリーンルーム(無菌調剤室)を完備し、あらゆる処方に対応できるようになっているところもある。

 

 ・自動車免許必須という薬局から、運転は必要ないと云うところまである。

 

 ★サイト内の参考ページ :いま、身につけたいと思っているスキル」 について、薬剤師500人にアンケートをしたデータを一覧表でランキングのページへ

在宅専門薬局の業務からみた適性

 

 薬局の募集要項を読んでみますと、特に、在宅診療に興味をもち、医療従事者としてのやり甲斐を感じていただける方という募集が目に付きました。

 

 医師や看護師さんと、老人ホームやグループ内ホームなどへ帯同訪問して、医療従事者としてのやり甲斐のある仕事にしたい方には、特に向いているように思われました。

 

 訪問先の施設などには、ターミナルケアの患者さんも多くいるようです。心のこもった接客の心構えはもちろん大切と思いますが、それ以上に人間的な優しさのようなものが求められる気がします。

 




 エムスリーキャリア

在宅療養支援薬剤師

 やはり、エムスリーキャリアが、アンケートした薬剤師の「業種別・人気資格ランキング」データによると、現在の勤務先が、調剤併設ドラッグストアやドラッグストアの人の1番人気は、

 

 「在宅療養支援薬剤師

 

でした。

 

 また、勤務先が、調剤薬局、病院、企業の人の1番人気は、

 

 「研修認定薬剤師

 

でした。

 

 この2つの資格は、薬剤師さんに、非常に人気が高いものです。

 

 さて、あまり聞きなれない「在宅療養支援薬剤師」とは、どんな資格なのでしょうか。少しだけ調べて見ましたので紹介して置きます。

 

 2013年4月より、日本在宅薬学会の「在宅療養支援薬剤師認定制度」がスタートしました。

 

 この制度による講習を修了した者が、「在宅療養支援薬剤師」に認定されます。

 

 むつかしそうな名前の「学会認定要綱」というものを読みますと、「日本在宅薬学会 認定薬剤師」として認定する、という文章があり、あれ、在宅療養支援薬剤師という名称じゃなかったのと考えてしまいました。

 

 しかし、その次の第2条には、認定の目的が書いてあり、

 

在宅、もしくは居住系施設で療養されている要介護、高齢者の薬物治療、及び、がん患者さんに薬剤師の専門性を生かしたより良質な医療を提供し、社会的要請に応えるために、他の医療職種と情報共有を密にしながら、チーム医療の一員として、国民の保健、医療、福祉に貢献できる認定薬剤師を育成すること」

 

 ということでした。

 

つまり、

 

 在宅療養支援薬剤師=日本在宅薬学会認定薬剤師

 

ということのようです。

 

 さらに、申し込み申請手続きをするには、3つ条件を全て満たしている必要がありました。

 

研修認定薬剤師であること。(薬剤師認定制度認証機構が認定)

 

・日本在宅薬学会会員となること

 

・薬剤師免許を有し、3年間以上の実務経験者

 

 1項目の「研修認定薬剤師」になるには、研修手帳を手に入れたり、認定の対象となる研修を受講して、4年以内に、毎年5単位以上、合計40単位以上を取った後で申請する必要があります。

 

 

 ここまでの情報で、薬剤師さんにとって、この2つの資格の人気が高い理由が解りました。認定薬剤師は、生涯学習の高い目的意識を持った、理想的な薬剤師さんであることの証明なのですね。

 

 ★現在の認定薬剤師、専門薬剤師の資格種類と詳細については、認定薬剤師と専門薬剤師とは、−その種類と申請資格についての詳細のページに紹介しました。

 

 




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