認定薬剤師とは

認定薬剤師制度とは

 

認定薬剤師証

 最近、薬剤師の方に、「研修認定薬剤師」や「在宅療養支援薬剤師」などの資格が人気があるようです。働く職場でも、「認定薬剤師」の単位取得を支援してくれたり、その申請費用をサポート(補助)してくれる薬局なども あります。

 

 認定薬剤師手当ももらえるようになりますし、(かつ 管理薬剤師であれば、それだけで、4万〜5万円以上/月と、)給与も、かなりアップする要素になりますので、スキルアップしながら、給与も増える好循環として、大変魅力的です。

 

 認定期間は、薬学系の大学・団体・学会が認定するのですが、このページでは、認定する公益法人別に分類して「認定薬剤師」の種類を紹介しました。

 

公益財団法人日本薬剤師研修センターが認定するものは

 

研修認定薬剤師

 

 研修認定薬剤師とは、研修認定薬剤師制度のもと、倫理、基礎薬学、医療薬学、衛生薬学及び薬事関連法規・制度など、良質の薬剤師業務を遂行するために、自己研鑽した成果について、一定期間内に所定の単位を取得したと申請した後、認定された薬剤師です。

 

 【申請資格】 (薬剤師の資格)
 ・初回申請で必要単位は40単位。研修期間は最長4年で、各年5単位以上の取得
 ・その後は、3年毎の更新

 

 する必要があります。

 

 認定されたことにより、他の医療従事者や患者様からの信頼を高め、常に時代に即した薬学的ケアを行える薬剤師であることを示すことができます。

認定薬剤師IDカード

(認定薬剤師のIDカード:更新により色が変わる)

 

漢方薬・生薬認定薬剤師

 

 「漢方薬・生薬認定薬剤師」は、専門業務分野においてあるレベル以上の能力と適性を持っていることを試問等により確認し、その能力を証明された薬剤師を指します。

 

 日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が実施する「漢方薬・生薬研修会」の研修を修了し、試問に合格することで認定を受けます。

 

 【認定申請資格】
  ・合格通知の発行日から1年以内
  ・薬剤師の資格

 

 なお、3年毎の更新のためには、漢方薬・生薬に関する研修に参加し、定められた単位を取得しなければならないとされています。

 

 認定されたことにより、患者や処方医師に自信を持って漢方薬・生薬に関する情報提供ができます。また、「漢方薬・生薬認定薬剤師」であることを、認定証掲示やIDカード着装により、患者や他の医療従事者にアピールすることもできます。

 

小児薬物療法認定薬剤師

 

 小児薬物療法認定薬剤師は、小児薬物療法分野において一定レベル以上の能力と適性を持っていることを試問等により確認し、認定された薬剤師を指します。

 

 具体的には次のような役割を果たすことが期待されます。

 

1.医薬品に関わる専門的立場から、医療チームの一員として小児科領域の薬物治療に参画すること。
2.患児とその保護者および学童に対して、医薬品に関する指導や助言、教育を行うこと。

 

 【認定申請資格】
 ・「小児薬物療法研修会」の研修を修了し、試験に合格
  (研修会受講資格は、保険薬局または病院・診療所での実務経験3年以上、現在もそこに勤務している薬剤師)
 ・試験合格年末までに、日本薬剤師研修センターに実務研修施設として登録された病院のうち、小児科病棟で薬剤管理指導業務が実施されている病院において、1日の小児関連実務研修を修了

 

認定実務実習指導薬剤師

 

 認定実務実習指導薬剤師とは、薬剤師としての業務を日常的に行うとともに職能の向上に努め、かつ、厚生労働省の予算補助事業である日本薬剤師研修センターが実施する研修等を修了し、6年制薬学生の実習指導に情熱を持った薬剤師として認定された薬剤師です。

 

 【認定申請資格】
 ・「認定実務実習指導薬剤師養成ワークショップおよび認定実務実習指導薬剤師養成講習会」の研修修了
 ・上記の研修を受講するに必要な要件は、

 

   『病院における認定実務実習指導薬剤師』
    ・ 薬剤師実務経験5年以上。 ただし認定薬剤師などでは、3年以上の薬剤師実務経験
    ・ 病院における実務経験が現在までに継続して3年以上
    ・ 現に病院に勤務している者。

 

   『薬局における認定実務実習指導薬剤師』
    ・ 薬剤師実務経験5年以上。 ただし認定薬剤師などでは、3年以上の薬剤師実務経験
    ・ 薬局における実務経験が現在までに継続して3年以上
    ・ 現に薬局に勤務している者

 

 以上の認定薬剤師の詳細、資格申請条件などについては、日本薬剤師研修センターの公式サイトで確認下さい。

 

 

一般社団法人日本緩和医療薬学会が認定するもの

 

緩和薬物療法認定薬剤師

 

 日本緩和医療薬学会では、平成21年度より、緩和医療に携わる職種の方々の緩和薬物療法に関する知識と技術の向上、ならびに、がん医療の均てん化に対応できる人材の育成を目指して、緩和薬物療法に貢献できる知識・技能・態度を有する薬剤師を「緩和薬物療法認定薬剤師」として認定している。

 

 【申請資格】
 ・薬剤師の実務歴 5年以上の日本緩和医療薬学会の会員
 ・申請時に、いずれかの認定薬剤師
 ・3年以上、緩和ケアチームまたは緩和ケア病棟を有する病院、診療所などの施設において緩和ケアに従事している
 ・過去5年に、認定対象の講習を所定の単位(計100単位、毎年20単位)以上履修
 ・薬剤師の実務歴中に、緩和ケア領域に関する学会発表を2回以上(少なくとも1回は発表者)

 

 などの要件があり、ハードルはかなり高い。

 

 以上の認定薬剤師の詳細、資格申請条件などについては、日本緩和医療薬学会の公式サイトで確認下さい。

 

 

一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会が認定するもの

 

プライマリ・ケア認定薬剤師

 

 プライマリ・ケアとは、幅広く国民の健康福祉に関わるあらゆる問題を総合的に解決していこうとする地域での実践活動です。日本プライマリ・ケア連合学会は医師、歯科医師、薬剤師、看護師、介護職、福祉職などが参加し、多職種が同じ席に着き一緒に考え活動するという特色があります。

 

地域を基盤として,継続的に展開される包括的、ならびに全人的なプライマリ・ケアについて、その知識,技能および態度を修得するためにプライマリ・ケア領域の研修を受講し、所定の単位を修得し、本学会が適当と認めた薬剤師を本会としてプライマリ・ケア認定薬剤師として認定する。

 

 【申請資格】
 ・初回申請で必要単位は50単位。新規申請は研修期間を4年とし、最初の単位修得から4年以内に申請。
 ・薬剤師の資格

 

 以上の認定薬剤師の詳細、資格申請条件などについては、日本プライマリ・ケア連合学会の公式サイトで確認下さい。

 

 

一般社団法人日本在宅薬学会が認定するもの

 

在宅療養支援薬剤師

 

 超高齢化社会の到来により変貌する社会医療ニーズに対応するため、薬剤師としての知識・技能・態度の3項目を修得し、良質の医療を提供することを目的として、日本在宅薬学会認定薬剤師研修講座を設定する。

 

 この研修講座を受講して所定の単位を取得後、本学会が適当と認めた薬剤師を「日本在宅薬学会認定薬剤師」として認定する。(新規認定では、3年以内に合計40単位以上の取得が必要です)

 

 (日本在宅薬学会認定薬剤師要綱より、抜粋しました。)

 

 【申請資格】
 ・日本在宅薬学会会員
 ・薬剤師認定制度認証機構により認定された生涯研修認定制度による認定薬剤師
 ・薬剤師で、3年間以上の薬剤師実務経験者

 

 以上の認定薬剤師の詳細、資格申請条件などについては、日本在宅薬学会の公式サイトで確認下さい。

 

 【サイト内の参考ページ】 :在宅業務のできる薬局へ転職

 

 

公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構が認定するもの

 

スポーツファーマシスト

 

 公認スポーツファーマシストは、最新のドーピング防止規則に関する正確な情報・知識を持ち、競技者を含めたスポーツ愛好家などに対し、薬の正しい使い方の指導、薬に関する健康教育などの普及・啓発を行い、スポーツにおけるドーピングを防止することを主な活動とします。

 

薬剤師の資格を有し、「基礎講習会」の受講を修了するなど、所定の課程を修めた方が、認定試験を受けて、(公財)日本アンチ・ドーピング機構より認定される資格制度です。

 

 【申請資格】
  ・薬剤師の資格

 

 以上の認定薬剤師の詳細、資格申請条件などについては、日本アンチ・ドーピング機構の公式サイトで確認下さい。

 

 

公益社団法人日本化学療法学会が認定するもの

 

抗菌化学療法認定薬剤師

 

 日本化学療法学会は、2008年に「抗菌化学療法認定薬剤師」制度を発足させました。
薬剤師はこれまで、薬物血中濃度モニタリング(TDM)のデータをもとに、抗菌薬の投与設計を医師に助言する、どちらかと言えば"支援の役割"を担ってきました。

 

 この制度は、さらに一歩踏み込んで、"一緒に治療する立場"から、「感染症の種類や病態に応じてどの抗菌薬を選択し、どう使ったらいいのか」にまで実践して欲しいとの期待が込められています。

 

 また抗菌薬許可制などにおける医師への発言権を、この認定を取ることによって併せて持って欲しいと考えています。

 

 現在、感染防止対策加算の施設基準の中に、専任の薬剤師が挙げられています。未だ専従までの要求はないものの、今後専従者がICNだけでは、抗菌薬適正使用の推進は困難と考えます。

 

この認定を取得し、どんどん臨床の場に出てゆき、ICTの中での抗菌薬使用のスペシャリストとして活躍していただくことを期待しています。

 

 以上の認定薬剤師の詳細、資格申請条件などについては、日本化学療法学会の公式サイトで確認下さい。

 

 

一般社団法人日本病院薬剤師会が、医療の専門分野別に、認定する「認定薬剤師」です。

 

 認定申請に、必要となる主な資格や要件を、下記に紹介しました。

 

がん薬物療法認定薬剤師

 

 ・日本病院薬剤師会が認定する研修施設において、
病棟業務(薬剤管理指導業務)、抗がん薬注射剤混合調製、薬物血中濃度モニタリング、緩和ケア等の実技研修を3ヶ月以上履修していること、または、研修施設において、3年以上、がん薬物療法に従事していること。

 

 ・日本病院薬剤師会が認定するがん領域の講習会、及び別に定める学会が主催する、がん領域の講習会などを所定の単位(40時間、20単位以上)履修していること。ただし、40時間のうち日本病院薬剤師会主催のがん専門薬剤師に関する講習会12時間、6単位以上を取得すること。

 

 ・がん患者への薬剤管理指導の実績50症例以上(複数の癌種)を満たしていること。

 

感染制御認定薬剤師

 

 ・申請時において、引き続いて3年以上、施設内の感染対策委員会または院内感染対策チームの一員(院内感染対策チームと連携しての活動を含む)として感染制御活動に従事していること。

 

 ・施設内において、感染制御に貢献した業務内容及び薬剤師としての薬学的介入により実施した対策の内容を20例以上報告できること。

 

 ・日本病院薬剤師会が認定する感染制御領域の講習会、及び別に定める学会が主催する感染制御領域の講習会などを所定の単位(20時間、10単位)以上履修していること。

 

精神科薬物療法認定薬剤師

 

 ・申請時において、精神科を標榜する病院または診療所もしくは精神科の処方せんを応需している保険薬局に勤務し、精神科薬物療法に引き続いて5年以上直接従事していること。

 

・日本病院薬剤師会が認定する精神科領域の講習会、及び別に定める学会及び団体が主催する精神科領域の講習会などを所定の単位(40時間、20単位)以上履修していること。

 

・精神疾患患者に対する指導実績が50症例以上(複数の精神疾患)を満たしていること。

 

HIV感染症薬物療法認定薬剤師

 

 ・申請時において、病院または診療所もしくは保険薬局に勤務し、HIV感染症患者に対する指導に引き続いて3年以上従事していること。

 

 ・日本病院薬剤師会が認定する研修施設(以下「研修施設」という)において、HIV感染症関連の実技研修を16時間以上履修していること、または、研修施設において3年以上、HIV感染症患者に対する指導に従事していること。

 

・日本病院薬剤師会が認定するHIV感染症領域の講習会、及び別に定める学会が主催するHIV感染症領域の講習会などを所定の単位(10時間、5単位)以上履修していること。

 

 ・HIV感染症患者に対する指導実績が30症例以上を満たしていること。

 

妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師

 

 ・申請時において、病院または診療所に勤務し、妊婦・授乳婦の薬剤指導に引き続いて3年以上従事していること。

 

 ・日本病院薬剤師会が認定する研修施設において、「模擬妊婦・模擬授乳婦とのロールプレイ」を含めたカウンセリング技術等や、情報評
価スキルの確認トレーニング等の実技研修を40時間以上履修していること、または研修施設において3年以上、妊婦・授乳婦の薬剤指導に従事していること。

 

 ・日本病院薬剤師会が認定する妊婦・授乳婦領域の講習会、及び別に定める学会が主催する妊婦・授乳婦領域の講習会などを所定の単位(20時間、10単位)以上履修していること。

 

 ・妊婦・授乳婦の薬剤指導実績が30症例以上(複数の疾患)を満たしていること。

 

 以上の認定薬剤師の詳細、資格申請条件などについては、日本病院薬剤師会の公式サイトで確認下さい。

 

 

救急認定薬剤師

 

 「日本臨床救急医学会」が認定する

 

 

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