調剤薬局の業務と仕事について

調剤薬局の仕事について

 【最も関連の深いページは】調剤薬局での年収相場

 

 XYZ薬局と薬局が名前に入ったところは、必ず調剤室があり、単なる医薬品販売店舗でなく、調剤という医療を提供する場所(医療法改正)を指しています。

 

 薬剤師が常駐して、医師の処方箋に従った医薬品を調剤するのが薬局のため、あえて「調剤薬局」という必要はないようなのですが、最近増加している「調剤併設型のドラッグストア」と区別するため、(薬剤師転職サイトなどでは)「調剤薬局」という分け方をしているようです。

 

 調剤薬局には、一般用医薬品を取り扱わず調剤機能のみ のところもあり、この場合、「調剤専門薬局」と呼ばれています。 また、薬局の種類には、分類すると保険薬局、 基準薬局、病院薬局の3つがあります。

 

●保険薬局

 

 多くの薬局は、健康保険制度による保険調剤が可能な保険薬局です。この保険薬局は他の医療機関から発行された院外処方箋を受け付けて調剤を行う薬局です。

 

 医薬分業が推進されてからは、患者が複数の病院・医院(診療所)から処方された処方箋を、同じ薬局で一元管理することが可能になり、複数の病院にかかる場合でも「かかりつけ薬局」を決めれば、患者ごとに薬剤服用歴などを管理することが実現できます。

 

●基準薬局

 

 日本薬剤師会では、「かかりつけ薬局」の選択基準となるように基準薬局制度を行っています。この基準を満たし、都道府県の薬剤師会の認定を受けた保険薬局は「基準薬局」を名乗ることができます。

 

●病院の薬局

 

 病院、診療所など医療施設内に設置された薬局は、法律上は調剤所いわれ、その施設の医師の処方せんに基づいた調剤をする施設です。ここでは、他の医療施設からの処方箋を調剤することはできず、また一般用医薬品を販売することはできないとされています。

 

 近年では、厚生労働省の医薬分業推進もあり、(入院患者を除き、)外来患者に対しては、一般薬局が営業していない夜間深夜のみ調剤する医療施設がほとんどとなったようです。

 

●在宅医療専門の薬局

 

 これについては、在宅業務のできる薬局へ転職のページに詳しく書きました。

調剤薬局の業務の流れと日常業務(一例)

1.処方箋の受付
 :受付カウンターで処方せんとお薬手帳を預かる。

 

2.初期監査
 : 受け取った処方せんについて、薬歴情報との整合性や禁忌・相互作用、重複投与などを確認。
処方せんの内容をレセプトコンピューターに入力し、薬のデータベースを利用してスクリーニングチェックをする。

 

入力ミスを防止するためのOCR処方せん自動読み取り装置の導入も効果的という。

 

3.薬剤調整
 :正しく管理された調剤室で、マニュアル、内規に基づく安全管理のための基本動作を励行する。
 また、患者への配慮は不可欠で、混合、粉砕、一包化など、医師とのコミュニケーションをとりながら個々の患者に最適な方法で調剤する。

 

4.最終監査
 :患者に薬剤を交付する前の最後の点検段階。分包機によりパッケージされた薬も、1包ごとに中身をチェック。
 薬の形や色、錠剤に刻まれている薬剤コードまでも徹底的に確認。
 高度な知識と経験が要求される最終鑑査は、厳しい社内試験に合格した者だけが担当できるという。

 

5.薬剤の交付と会計
 :お渡しするときには、患者自身にもお薬の内容を確認していただき、間違いがないことを最終的に確認。

 

 

 以下、ここでは、調剤薬局の仕事について、日本経済新聞に出ていた記事内容を中心に書いて見ます。これは、「アインファーマシーズ」(調剤薬局・ドラッグストア・医薬流通サービスなど運営のアイングループ)の、とある薬局の薬剤師Sさんの、調剤薬局の日常である。

 

 

 風邪薬、頭痛薬、高血圧薬、睡眠薬、抗アレルギー薬・・・・。取り扱う薬は、1000種類を超えるということだ。

 

似たような名前で働きが全く違う薬もあり、覚えるのが大変。間違えれば大変なことに。薬のチェックには細心の注意を払っている。

 

カウンターの奥の調剤室には、名前の50音順に薬がずらりと並んでいる。携帯を薬の箱に付いたコードにかざし、コンピュータに入力した(医師が作成した)処方箋の内容と照らし合わせて、正しい薬を取ったかを確認する。

 

薬をおく棚を色分けした数字のプレートを張るなど「あちこちに、薬を間違えない工夫をしています。」と言う。

 

錠剤やカプセルだけでなく、粉薬を乳鉢で混ぜ合わせたり塗り薬を練ったりもする。子供向けのシロップも作る。

 

薬の飲み方の説明やアドバイスをするのも薬剤師の大切な仕事だ。薬を飲むタイミングや飲むと眠くなったりのどが渇いたりするような副作用についてもきちんと説明する。

 

 注意しなければならないのは、薬の飲み合わせである。

 

複数の薬を一緒に飲むとき、その組み合わせによって、体に悪い影響が出る場合もある。だから、患者さんがふだん飲んでいる薬と今から渡す薬の組み合わせが大丈夫かどうかも細かくチェックする。

 

店のカウンターでは、薬の特徴を要領よく説明しつつ、相手の体格などを見ている。「体の大きさに比べて薬の量が多すぎるように感じるときもある。」という。疑問に思えば、薬を処方した医師に確認する。

 

経験を積むにつれて、例えば「夜ぐずる子供にどうやって薬を飲ませたらよいか」といった相談を受けることも増えた。悩みを打ち明けられると相手との距離が縮まった気がしてやりがいを感じると言う。



薬剤師のための無料転職相談 「マイナビ薬剤師」


 
札幌へ転職 仙台へ 東京へ 横浜へ 名古屋へ 京都へ 大阪へ 神戸へ 広島へ 福岡へ